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2006年4月 4日 (火)

茶畑レポートその4~茶畑に栄養

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今回私は、堀口家四男、千郎(ちろう)さんのお茶畑に肥料をあげるお手伝いをしてきました。

千郎さんは堀口家の末っ子で、静岡から鹿児島に帰ってきてからお茶の現場にこだわり続け25年。お茶の栽培に関して豊富な知識を持っている千郎さんには、いろいろと教えていただくことが多いです。お茶に並々ならぬこだわりを持つ千郎さんも、普段は常弘さん、泰久さんと同じくとってもご冗談がお好きなようで・・。血筋でしょうかね、これは。奥様のまるみさんも明るく朗らかなご性格で、笑い出すと止まらなくなってしまうお茶目なお方です。お2人はとっても仲良し。静岡から嫁いでこられ、いちから有明町でお茶作りを学んだまるみさんも、いまや千郎さんにとって仕事においても大切なパートナー。

今日はそんなお2人の、仲睦まじい農作業の現場にお邪魔してきました。



今日肥料をあげるこの畑は、千郎さんが静岡から帰ってきた年に作った今年25年目の思い出深い畑。少しずつですが、新芽が元気に育ちつつあります。
その畑のうねを2人の操作する機械、まるみさん命名の「ドングリ号」と「菜の花号」が、仲良く併走していきます。あたえているのは、“ぼかし”と呼ばれる肥料です。実際に農業をされている方は、ご存知かもしれません。ぼかしというのは、穀物や大豆の搾りかすなどに魚粉などを混ぜて、微生物を使い自然に発酵させたもの。栄養価が高く作物にとっては非常によい肥料です。ほんわりと、漬物のような香りがして、純日本人の私なんかはこの匂いを嗅ぐとぬか漬けを食べたくなってしまいます。
そうそう、以前泰久さんが肥料小屋で突然私の手をがっしとつかんで、ぼかしの山に手を突っ込んだことがあったんです。驚きました。微生物による発酵の熱で、とっても温かかったんです。優しい、しかも力強い生命力を感じるような温かさ。大地の力みたいなものを感じました。この肥料が、堀口家の作るお茶の生命力の強さにつながっているんだな、と一人納得です。


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さてさて、私も体験させていただきました。エンジンをかけて、レバーを倒して…。おっとっと! 三輪のドングリ号の運転はちょっとしたコツが要ります。最初は余計な力を使ってしまい、汗がふき出しました。沖縄でサトウキビの仕事で経験済みですが、改めて農作業が力仕事であることを思い出しましたよ。アレレ? なんだか地面がボコボコしててタイヤを取られるな~、と思って千郎さんに聞いてびっくり!これ、タヌキが掘った穴なんですって。何と、ぼかしがあまりによい匂いなので、タヌキがエサと勘違いして穴を掘ってしまうらしいのです。私、ちょっぴり感動しました。タヌキも勘違いするほどに、自然のものを使ってお茶作り。お客様の健康、安全も考慮して、「お~いお茶」は作られているのですね。




伊藤園は、茶葉製造過程での安全面、衛生面の管理はもちろんのこと。製品の開発、栽培、物流販売に至るまで、一貫した環境に対する配慮を行っています。契約農家の一つである堀口一家もその考えに呼応し、また伊藤園からの品質や生産工程に関する厳しい指導を受け、互いに協力しながらお茶を生産しています。


農作業も一段落して、木陰でちょっとお茶休憩。汗を流して働いた後に飲むペットボトルの冷たいお茶は、実に美味しいものでした。「ほっと一息…」そんな言葉がまさにぴったりとくる、幸せな午後のひと時でした。



「イチ押し!茶畑写真」

茶畑の見せるいろんな表情をお伝えしていきます

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「菜の花と茶畑」

ミツバチが、忙しそうに花々を飛び回っていました。

この季節はお茶農家と一緒で彼らも大忙し。

ご苦労様です。


2006年4月 4日 | 茶畑生活 |

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コメント

手押しとは、まさに手作業!愛を感じますねー。
この畑はどれくらいの広さなのでしょうか?
「どんぐり号」と「菜の花号」が一周するのにどれくらいの時間がかかっているのでしょうか?

投稿: Haskapp | 2006/04/04 12:40:22

こんなに手間隙かかってるんですね。
何気に飲んでるお茶ですが、
奥が深いんですね。
日本人でよかったなあ。

投稿: ろく | 2006/04/05 22:01:37

初めてブログみました。おーいお茶は安全と聞きました。手がこんでいるからおいしく安全なんですね。輸入物ではなく、日本のお茶、お茶文化を大切にしたいです。

投稿: ぽち君 | 2006/04/07 10:54:59

お茶と人との関わりの妙を感じる日記でした。
人間だけではなくタヌキやミツバチものびのびと生きられるようなところで、お茶は育っているんですね。
土もお茶も、今日も元気でしょうか。

投稿: 石川だ | 2006/04/11 4:34:17