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2006年4月17日 (月)

伊藤園 仕入部 坂下 信行 さんへのインタビュー

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お茶農家の方と熱心に話し合う坂下さん


今日は、伊藤園仕入部の坂下 信行さんに、伊藤園の原料茶に関する取り組みについていろいろお話をおうかがいしたいと思います。


~よろしくお願いします。


「はい、よろしくお願いします。」



~伊藤園は契約農家の方とともに、その土地の茶畑や天候などに合った栽培方法を話し合いながら指導していらっしゃるということですが、「お~いお茶」の原料茶を作るための工夫や苦労などを教えてください。


「力を入れていることに、“トレーサビリティ”という取り組みがあります。トレーサビリティというのは、生産地や生産者をトレースできる、つまり作り手の顔が見える、という事です。やはりお客様の関心は、味や品質と並んで安全安心面に大きく注がれています。よって、根本的な農作業の場面から、契約農家の方と直接対話をしてトレーサビリティへの取り組みを行っているのです。仕入担当者として、ひとつの茶産地に年5回ほど足を運んで、品質・価格などの直接的な情報交換を行っています。」


~茶生産現場の方の話を直接聞くことが重要なんですか?


「そうです。そうすれば、どのような管理方法をしているか、生育状況はどうか、というのが分かりますから。その上で、具体的な計画を一緒になって立てていく。これが伊藤園の仕入れスタイルの特徴のひとつです。現場を第一に考え、お互いにメリットが出る方法を模索してゆく。お互い共存共栄の精神でやっています。」



~茶業界の中で、初めてトレーサビリティを行ったと聞いていますが。


「近年、様々な食の問題が起こっています。そこで伊藤園としては契約栽培茶はもちろんのこと、仕入れる茶葉について、しっかりと責任を持たなければいけない、と言うことを考えました。このトレーサビリティの実施は、茶業界では初めての事です。」



~茶葉(リーフ)製品の製造販売会社としてスタートした伊藤園として、どのような思いがありますか?


「元々お茶屋としてスタートしているという強い自負があります。そして、良質のお茶の見極めが出来る、という自信があります。つまりお茶に関して目が利くということですね。伊藤園は何十年という長い年月をかけて確かな仕入れルートを作り、産地に直接出向いて仕入れを行い、そうして調達した高品質の原料も使用して緑茶飲料を作ってきました。ダイレクトに茶生産現場とつながるという仕組みです。

お茶屋としてスタートして、長年かけて、お茶農家をはじめとする茶生産現場との信頼関係を築いてきた証だと思います。特に有明町の堀口家とは昭和47年から35年間のお付き合いがあります。そういう長いお付き合いをして、初めていいものが手に入る。そうして信頼関係を作ってゆく。それがこの仕事のやりがいです。」



~坂下さんにとってお茶農家の方々はどんな存在ですか?


「私はお茶の仕入れを始めて22年くらいですが、その中で何人の人とお茶に関する話をしたかわかりません。茶生産現場の方に関しては何千人といるでしょう。そういった出会いが、自分の一番の財産になったと思ってます。一年に数回有明町に顔を出せば「おー久しぶり!」ということで食事に一緒に行ったり。そういう付き合いと言うのが、この仕事をしていて一番嬉しい事です。

品質の良い原料茶の安定した確保と言うことで非常に厳しい面はありますが、やはりこういう人と人とのつながり、長い間かけて作ったものが一番大切な財産ですね。」



~いち早く新茶をペットボトルや茶葉(リーフ)で製品化するための苦労は何ですか?


「新茶というのは非常に気候に左右されまして、どうしても気温が上がらず摘採が遅れる年などがあります。店頭に他の新茶が出てからでは遅いですから、生育状況などの情報も毎日茶生産現場から集めていかに早く仕入れ計画を立てるか、ですね。そしていかに納期に間に合うように対応するか、ということが一番苦労します。」



お茶農家をはじめとする茶生産現場との絶大な信頼関係があるからこそ、いち早く品質の良い新茶を調達してペットボトルなどでの製品化につなげることができるんですね。特に4月に摘採した新茶を使用して4月24日に発売されるペットボトル製品は「お~いお茶 新茶」だけなんですよ。まさに伊藤園ならではの製品! 「お~いお茶 新茶」を飲む瞬間が、より待ち遠しくなりました。


ありがとうございました。

2006年4月17日 | 伊藤園情報 |

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