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2006年6月30日 (金)

財部町から茶畑レポート

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6月20日撮影

財部町のお茶畑


今回私は、「お~いお茶」の原料茶を栽培している伊藤園の契約農家のひとつがある、鹿児島県曽於(そお)市 財部(たからべ)町にやってきました。


鹿児島県内でも有数の茶産地として数えられる、財部町。その財部町で茶業を営む田畑隆俊さんに、お茶づくりに対する思いを聞いてみました。

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財部町は鹿児島県と宮崎県の県境に位置する自然豊かな町です。町に入ってすぐ目に飛び込んできたのは、財部町自慢のお茶畑でした。お茶の他にも、お米やサツマイモ、カボチャに里芋、シイタケなどなど、たくさんの農作物が霧島山麓の綺麗な空気と水の元でのびのびと育ち、全国の消費者のみなさんの元に届けられています。


そんな財部町の、大自然のど真ん中で茶業を営む田畑隆俊さんに、ご自身の茶業に対する思いを語っていただきました。


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同日撮影 

財部町の茶農家 田畑隆俊さん

第一印象通りの、とっても優しい方でした


ちょうど梅雨の中休みで気持ちよく晴れたその日、お茶畑を一緒に歩きながら、田畑さんは財部のお茶について親切にお話してくれました。


~はじめまして、田畑さん。よろしくお願いします!


「はい、こんにちは。こちらこそよろしくね。」


~田畑さんが育てたお茶は「お~いお茶の原料として使用されているとのことですが、茶業をされていてどんな時に達成感を感じたりしますか?


「お茶は長い年月をかけて作り上げるものですから、製品になった「お~いお茶」を見ると大きな達成感を感じます。お茶の栽培には努力と根気が必要です。(茶畑日記 新茶編「お茶の樹の成長について」)特に霜の被害には大きな注意が必要ですし、そういった苦労がある分、報われるという気持ちが強いですね。今年のお茶もなかなか良い出来ですよ。」


~では次に、茶業を行う上で財部町の特徴に関して教えてください。


「そうですね、財部町は霧島山麓にあって標高が高く、また川が近いため、地形的に霧が発生しやすいという特徴があります。この霧によって、茶葉に当たる直射日光を適度に遮る事が出来るため、葉緑素を増加させ、旨味成分のアミノ酸も多くなるんです。(6月23日記事「茶畑をおおう謎の黒い幕“寒冷紗”とは?」)その結果旨味成分のアミノ酸が多い、美味しく香り高いお茶が出来上がります。意外かもしれませんが、霧というのはお茶の生育にはよい効果を与えるんですよ。」


~なるほど!霧という気候条件も、お茶の美味しさに一役買うんですね。知らなかったなあ~。


~伊藤園との契約栽培を行っていると聞いていますが。


「はい、“昔がえりの会”という団体に属する、私も含めた11の茶農家が、伊藤園さんと契約しています。“昔がえりの会”のメンバーである11農家は、堆肥や魚粉といった有機肥料を使って、伊藤園の農業技術部の方々と協力し合い、昔ながらの安全でおいしいお茶づくりに取り組んでいます。」


“昔がえりの会”ですか。これは興味津々。他の茶農家の方へも取材したりして、後日この会についてもっと詳しい記事をお届けしますね。


~契約栽培を行う一番のメリットはどこにあると思いますか?


「お茶は、相場によって価格が変動する作物です。契約栽培をすることが、安定した収入につながるというのは大きな魅力です。今、財部町では農地の造成も行っています。もっと面積を増やして財部町のお茶をアピールし、消費者のみなさんにとっても、茶業の後継者たちにとっても、財部町がもっともっと魅力のある茶産地に育って欲しいと願っています。」


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6月21日撮影


新たに苗木が植えられた財部町のお茶畑


~わかりました。最後に、消費者のみなさんへ一言お願いします。


「安心、安全で香り高い財部町のお茶を、消費者のみなさんにぜひとも楽しんでいただきたいと思っています。」


~田畑さん、今日はありがとうございました!



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豊かな自然の中で、田畑家の猫たちものびのび生きてます。


このコは、偵察にやってきた一匹


「お前誰だにゃ?」




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「茶畑日記写真館」~初夏のお茶畑


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6月20日撮影

ちょうど梅雨の晴れ間


久々に差し込んだ陽の光を受け


お茶の葉たちの喜ぶ声が聞こえてくるようでした

2006年6月30日 | 茶畑生活 |

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