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2006年7月14日 (金)

伊藤園の工場に行ってきました~静岡相良工場 仕上げ加工編

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伊藤園静岡相良工場

規模、設備ともに国内最大級の緑茶製造工場です


さて今回は、いよいよ待ちに待った静岡相良工場です!日本各地の荒茶工場で製造された荒茶(あらちゃ)が、ここ静岡相良工場に続々と運び込まれてきています。


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次々と運び込まれてくる荒茶


この荒茶はどんな行程を経て、お~いお茶」に生まれ変わるのでしょうか?

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野球グラウンド3面分の広大な敷地面積を持つここ伊藤園静岡相良工場には、「お~いお茶」の原料茶や緑茶リーフ商品はもちろん、その他にもウーロン茶、麦茶、コーヒーなどの加工施設があり、敷地内には研究開発部署などがある研究棟も擁しています。


さて、荒茶工場から運ばれてきた荒茶(あらちゃ)は形が不ぞろいで、また水分を多く含んでいるため変質しやすいという特徴があります。そのため静岡相良工場での“仕上げ加工”を経て貯蔵に耐えられる状態にして、また味や香りを高品質にする必要があるのです。今回私は、その現場を見てきました。厳しい品質検査を通過した荒茶が、仕上げ加工の工程に回されていきました。


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品質を確かめる様子

伊藤園の厳しい品質管理を実感しましたよー


さて、ここで登場した“仕上げ加工”とは、どんなことを行うのでしょうか?仕上げ加工にはいくつかの段階がありますが、大きく分けて下のような工程があります。見学では、伊藤園生産本部の丹所さんに、親切でとっても分かりやすい説明をいただきました。そこで、その説明内容を元に、みなさんにも分かりやすいように書き出してみました。



整形・分別行程

まず最初に、茎や粉状の葉などが混ざっている荒茶を様々な方法でふるい分けたり、切断して形を整えたりする行程です。


廻しふるいという機械でお茶の粉を抜きます。その後、その中でも小さい葉は平行ふるいで太い葉と細い葉に分け、大きな葉の方は風力選別で軽い葉と重い葉に分けられます。


火入れ行程


火で熱して乾燥させ、お茶の香りを引き出したり、お茶の水色を良くしたりする行程です。


そしてここに注目!みなさん、“後火方式”って知ってますか?これこそ「お~いお茶」の美味しさを語る上で欠かせない、伊藤園のこだわりの火入れの方法なんです!どの辺が特別なの?と思った方のために説明しますね。


火入れ行程には主に、荒茶をまとめて先に火入れをしてから茶葉を大きさや重さごとに選別を行う“先火方式”と、茶葉を選別した後に火入れを行う“後火方式”の2つの方式があります。つまり伊藤園採用の“後火方式”は、「茶葉の選別を行った後に、茶葉の部分の特性にそれぞれ合わせた温度やタイミングで火入れを行う」というものです。


こうすることにより、例えばお茶の緑色を活かしたい部分には弱めの火入れ、香ばしい香りが特徴の部分には強めの火入れを行うことが出来ます。つまりそれぞれの茶葉に最適な火入れを行うことで、水色や味わいを活かしながら、お茶の香りを最大限に引き出すことが出来るのです。

この後火方式は手間がかかりますが、「お客様に美味しいお茶お届けしたい」という強い思いを持つ伊藤園では、この方式を採用しています。


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後火方式に関しては、「茶畑日記 新茶編」「4/16日 伊藤園静岡相良工場での仕上げ加工工程レポート」でも紹介しています。よろしければ参考にしてみてくださいね。


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火入れが終わって冷却した茶葉を、品質が均一になるよう、また消費者のみなさんの好みに合うように、様々な産地、品質、摘採時期のものを混合します。いわゆるブレンドですね。



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生産工場へ送られる仕上げ茶


いかがでしたでしょうか?こうした工程を経て荒茶は仕上げ茶に生まれ変わり、日本各地の飲料生産工場へ送られ、おなじみのお~いお茶」としてみなさんのお手元に届くのです。


私がこれから「お~いお茶」を飲む時には、茶農家の方だけでなく、伊藤園の静岡相良工場で働く人の姿も思い出しながら飲むことになりそうです。

2006年7月14日 | 伊藤園情報 |

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コメント

友人に勧められて覗きにきました。
「お茶は静岡」というイメージがあって、愛知県人の私には牧之原あたりのお茶畑の風景は車や電車から見た記憶がありますが、どうも鹿児島も相当なものらしいのを初めて知りました。まだ全ての記事は読んでいませんが興味深いブログです。
で、我が家の冷蔵庫にも「お~いお茶」のペットボトルが入っていたので見てみたのですがラベルにはこのブログの紹介は載ってないようですね。みなさん、どうやってここへ辿りつくのでしょう、お茶の香りに誘われて?(まさかね)。
私も勧められなかったら知らないままでした、よかった、ゆっくりじっくり読ませてもらいます。
余計なことですが新俳句もいいけれど、「緑茶レシピ」なんてのも、ここだけじゃなくてラベルあたりで紹介したらいいのになあ・・・もったいない。

投稿: ねお | 2006/07/15 20:44:09

東名高速で静岡を通過する度、相良工場をいつも眺めました。お茶=静岡、それだけの認識しかない私には、ごく普通の眺めでした。「茶畑日記」を読み始め、全国の銘茶がここに集められ、ブレンドされる事を知りました。今年は2度バスツアーをしましたが、ガイドさんは必ず「静岡が日本一の生産量はご存知でしょうが、2位は何処でしょう。」と質問します。私は真っ先に挙手!
「鹿児島です。3位が三重!」(*^.^*)エヘッ
勉強になるブログですよね。

投稿: まりん | 2006/07/16 9:08:50

このブログ相当長くやってますよね~
書いている人も一緒なんですかね?
相当なお茶通になっていく自分が周りからややなんでって感じで見られています。。。^^;

投稿: tanuki | 2006/07/16 14:57:30

静岡では、法事の時など茶飯を作りますが、鹿児島ではどうなんでしょう?

投稿: lucy | 2006/07/19 17:03:17

我が家では、お茶を微粉末にします。お茶をまるごと摂る方が身体に良いかな?と始めました。 緑茶スパは一度作ってみたいです。。。少し勇気がいります・・。 

投稿: moco | 2006/07/20 19:21:19

始めてメールします。
当方は 半導体企業に勤めながらのお百姓(米作農家)ですがお茶作りも結構大変だナと思いました。若い頃は 殆どお茶は飲まなかったんですが
歳を拾うと いまは飲料は【お茶】専門となりました 土日の休日は殆ど農作業ですが 休憩時は伊藤園さんの【お~い・お茶】一本党です。無尽仲間といつか・・工場見学でも行くか?・・なんて話題が出ています。・・これからも美味しい旨い・・今と変わらぬお茶作りに頑張って下さい。by横内

投稿: 横内 佳昭 | 2006/08/01 12:57:51