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2006年7月21日 (金)

お茶の「昔がえりの会」財部支部の取り組み

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6月下旬撮影

鹿児島県曽於(そお)市財部(たからべ)町

 お茶の「昔がえりの会」財部支部のお茶畑


先日お伝えした「財部町より茶畑レポート」で、財部町のお茶と密接な関わりを持つ茶の「昔がえりの会」財部支部について、簡単にみなさんに紹介させていただきましたが、覚えてますでしょうか?

実はわたくしこれを機に、この「昔がえりの会」に強い興味が湧いてしまったんです。そこで今回、昔がえりの会を発足させた西川貞章さんに、直接お話を聞かせていただく事になりました!嬉しい~!


さて、「昔がえりの会」とは、一体どんな取り組みをしているんでしょうか?

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昔がえりの会 代表会長 西川貞章さん

当年とって70歳とは到底思えない、とっても元気で気さくな方でした


~西川さん、はじめまして。よろしくお願いいたします!


「はじめまして。こちらこそ、よろしくお願いします。」


~ではさっそくですが、「昔がえりの会」とは、どんなものなんですか?


「はい。昔がえりの会というのは、『美味しい、安全、高栄養価、低コスト』の理念のもと、こだわりの農産物を育てる生産者の集まりです。特に土づくりに力を入れ、独自の品質基準に基づく、安全な原料のみを使った良質な堆肥(たいひ)の製造に取り組んでいます。化学肥料不使用で、良い堆肥を施(ほどこ)した活力のある土壌は、風味豊かでしかも栄養価の高い作物を生み出すんですよ。


~なるほど。安全な土づくりにこだわった、農家のみなさんが主役会なのですね。


「はい。昭和59年に発足、平成3年に「昔がえりの会」と命名しました。その後、私たちは昔がえりの会の理念に基づいて、基準を満たす適正な土地を選定し、賛同する生産者を全国で募ってきました。今では北は北海道から南は九州まで、全部で7つの支部があり、会員は200名を超えつつあります。例えば北海道では玉ねぎやじゃがいも、宮城県や山形県ではササニシキ米など、多くの農産物を作っています。全てを適地適作で、土づくりからこだわって育てています。」


~昔がえりの会の農産物は、財部町のお茶だけではなかったのですか!


「そうです。しかし、お茶というのは私にとって重要なポイントとなった、思い入れの強い農作物なんです。

昭和50年に、私は伊藤園の創業者の、本庄正則氏と出会いました。そのときに有機栽培や安全な土づくりの話をして意気投合し、安心・安全なお茶を一緒に作りましょう!という事になりました。お茶は、私たち「昔がえりの会」会員、すなわち農家のみなさんたちが化学肥料不使用で育てた最初の農作物だったんです。「昔がえりの会」はお茶の栽培からスタートしたと言っても過言は無いと思いますよ。」



~それが伊藤園との出会いだったのですね。では、財部町をお茶づくりの産地に選んだ理由は何だったのですか?


「財部町を産地に選んだのは、財部町がお茶の栽培にとって非常に適した場所だったからです。霧が発生しやすいことで、香り高く味わい深いお茶が出来るんです。(詳しくは、「財部町から茶畑レポート」を参照してみてください)」


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お茶の「昔がえりの会」財部支部

中心的な4人の茶農家のみなさん 

安心安全な“お~いお茶”を、全国のみなさんにお届けします!


~では最後に。西川さんはお仕事をしていて、どんな時に一番やりがいを感じますか?伊藤園との仕事に対しては、どんな思いを抱いていますか?


「仕事の全てが私のやりがいであり、生きがいです。壁にぶつかってあれこれ悩む事にすら、充実を感じます。私たちの行っている昔ながらの農法で育てたお茶が、お客様から良い評価をいただき、とても嬉しく思っています。」


「伊藤園さんとは30年の長いお付き合いがあります。その中で築き上げてきた強いパートナーシップで、今後もより安心・安全で美味しい茶葉を提供していけるよう頑張っていきたいと思っています。昔がえりの会の理念に賛同してくれる茶農家のメンバーを拡大し、栽培面積を増やし、財部町のお茶が全国的に有名になれば、と願っています。


~よく分かりました!今日は、とっても素晴らしいお話が聞けて嬉しいです。西川さん、ありがとうございました!

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「昔がえりの会」財部支部長 

田畑隆俊さんから、みなさんへのメッセージ


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「無化学肥料栽培を始めた最初の3年くらいは初めての事ゆえに苦労も多かったのですが、それを乗り越えるとかえって堆肥管理などが楽になり、茶葉の生産量も安定してきました。また、土の中にミミズやモグラが増えて、自然に耕されるようになり、農作業も以前より楽になりました。

消費者の皆様に安全なものをお届けしている、安心して飲んでいただいているという誇りが、無化学肥料栽培を推進する大きな力になっています。」

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私はまた1つ、「お~いお茶」の美味しさや安心・安全を影で支える、お茶農家のみなさんの、熱い思いを知りました。


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茶畑日記写真館~財部町 快晴の茶畑

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7月中旬撮影


お茶の「昔がえりの会」財部支部のお茶畑

栄養分豊かな土で、「昔がえりの会」自慢のお茶が育っています


2006年7月21日 | 茶畑生活 |

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コメント

有機栽培の茶葉を使ったお茶は、安心して飲めますね。

投稿: オリヒカ | 2006/07/21 22:35:52

霧の発生が良いお茶の条件なんですね?
今回の豪雨、九州も大変だそうですが、鹿児島はどうですか?茶畑に影響はありましたか?
取材、頑張ってくださいね。

投稿: まりん | 2006/07/22 17:54:38

もうすぐ梅雨が明けますね。
豪雨だったようですが、茶畑は大丈夫でしたか?

投稿: moco | 2006/07/25 17:38:48