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2006年8月12日 (土)

お茶処 静岡の茶業

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8月初旬撮影 静岡県牧之原(まきのはら)市のお茶畑


みなさん、“静岡県”と言えば何を真っ先に思い浮かべますか?


そう、静岡県と言えば日本有数のお茶処として有名ですよね。お茶処 静岡の中でも、一大産地として知られる“牧之原台地(まきのはらだいち)”。今回私は、その牧之原台地を有する静岡県 牧之原市で、伊藤園の製品の原料茶葉を作っている、坂部富士坂(さかべふじさか)製茶代表 村松久さんを訪ね、静岡県の茶業に関するお話を聞いてきました!

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牧之原市のお茶農家 村松久さん 

静岡県のお茶について、いろいろ教えてください!


私はまず、村松さんにお茶畑を案内してもらう事にしました。車を走らせてすぐ目に飛び込んできたのは、広大な牧之原台地に広がるお茶畑の、素晴らしい景観でした。

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丘陵地を上手に利用し、段々になったお茶畑。斜面にあわせて微妙なうねりがあって、変化に富んだ形をしています。


~牧歌的で、気持ちいい風景ですね。有明町の平地に広がる広大なお茶畑とは、また違った魅力がありますね。段々になったお茶畑を新幹線の車窓からは見たことがあるのですが、こんなに間近に見たのは初めてです。

牧之原台地の地形は、お茶づくりにどのように関係しているのですか?


「牧之原台地の場合、台地のてっぺんの平らな部分や、東西南北のそれぞれの斜面という様に、お茶畑が様々な場所にあります。その分、いろいろな条件でのお茶作りが出来、バリエーションに富んだお茶作りが可能になります。

また、この辺りは日照時間が長い温暖な気候のため、香りが良く味もふくよかな、美味しいお茶が育つんですよ。」


「逆に苦労と言えば、うねが狭かったり傾斜地が多いために、その分肉体労働が多い事ですね。でも、静岡のお茶農家のみなさんは、新茶の時期になると若い人からお年寄りまで、みんなとっても活き活きとして元気になるんですよ。みんな、お茶を心から愛しているんだと思います。」


~まさに“お茶愛”ですね、すごい!

では、そんな静岡県人ならではの“お茶へのこだわり”って、あったりするんでしょうか?


「そうですね、まず静岡の人はお茶農家に限らず、毎日緑茶を飲む人が多いように感じます。それと新茶の季節には、新茶をたくさん買って、遠くで暮らす家族や親戚、親しい人々に一斉に贈ります。送った人に喜んでもらいたいのはもちろん、新茶を贈るという行為自体が、贈り手にとってすごく幸せな時間なんです。」


~新茶に対する思いにも、並々ならぬものがあるんですね。


「あとお茶処ならではと言えば、こんなお話があります。いくつかの小学校では、冬場に“お茶うがい”を勧めて、お茶の殺菌作用を利用した風邪の予防を期待しているそうですよ。」


~そうなんですか、まさに静岡ならではですね。村松さん、ありがとうございました!

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この後私は、村松さんを含むお茶農家のグループが行っている、営農講座(えいのうこうざ)”というものを見学させていただきました。


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“営農講座”は、お茶農家の主婦のみなさんを中心に、お茶畑の管理や運営に関する講座です。茶業において女性が活躍する場面が増えてきているため、主婦のみなさんの中から、自発的に行われるようになりました。


自分に必要な知識を吸収しようと、みなさんの表情は真剣そのもの。この日も、奥様たちから多くの質問や意見が述べられ、熱心な議論がなされていました。


「茶業に限らず、農業は奥が深い。“一生勉強”ですよ!」


以前、あるお茶農家の方に聞いた言葉を私は思い出していました。そういえば有明町においても、若い茶農家や主婦のみなさんが集まって、農業に関する情報交換を行っている姿をよく見ました。こういった日々の努力の積み重ねが、お茶の味に活きているんですね。


それにしても、奥様たちはとっても元気はつらつとしています。真剣な空気の会場にも、ときに大きく明るい笑い声が響きます。

私も静岡のみなさんのように毎日緑茶を飲んで、健康的な生活を心がけたいものです!

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茶畑日記写真館~ちょっと一休み・・・


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8月初旬撮影 牧之原市のお茶畑


農作業の休憩時間にパチリ。アゲハチョウも、お茶畑の脇に咲く、お花の上でしばし休憩?


2006年8月12日 | 茶畑生活 |

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コメント

段々畑、綺麗ですね。
写真が綺麗!とこのブログを読むたびに感じます。静岡の多くの家庭では、やかんのような土瓶を使っています。朝から晩まで、緑茶が無ければなりません。法要では、やはりお茶を付けなければ・・ですね。

投稿: haruka | 2006/08/14 21:11:26

段々畑、素敵です。緑一面目を洗うような風景です。私達は、綺麗などといっていますが、お茶農家の方の、ご苦労が、偲ばれます。お元気で。

投稿: yuriya | 2006/08/26 15:04:10