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2006年12月 4日 (月)

日本茶のルーツを探る旅~その2

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滋賀県大津市 日吉大社の参道


お待たせしました!今回は「緑茶のルーツを探る旅~その2」と題しまして、“日本で最初にお茶の樹が植えられた”という興味深い記録が残る、滋賀県大津市にある「日吉茶園」のレポートをいたします。


聞くところによると、何でもその“日本のお茶畑 第1号”が、現在も受け継がれているらしいんです。早く、そのお茶の樹と対面してみた~い!

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滋賀県大津市の「日吉大社」は東西両本宮を中心に多くの社殿が鎮座し、全国に3,800以上の分霊社を持つ日吉神社・日枝(ひえ)神社の総本宮にあたる歴史深い古社です。「日吉茶園」はその日吉大社のすぐ近くにあると聞き、私は日吉大社を参拝した後、さっそく日吉茶園に行ってみることにしました。


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ここが「日吉茶園」です!わずかなスペースに、お茶の樹が20本ほど植えられている、本当に小さな茶園でした



感動です!長い旅路を経てやってきた甲斐がありました・・。

日吉大社で神主さんに見せていただいた資料には、こうありました。


「日本における天台宗を開いた伝教大師・最澄(さいちょう)が、平安時代に唐より初めて持ち帰った茶の実をこの地(大津市坂本)に栽培し、それが日本の産茶の起源となった。」

(参考資料:昭和初期の茶業の発展と日吉茶園の保護を目的とした『献茶会趣意書』)


そう、最澄上人(しょうにん)がお茶を植えた場所とされるのが、この「日吉茶園」なんです。最澄上人の出身が大津市で、また日吉の神様を崇敬していたため、この地を選んで植えたそうです。そしてこのことから、滋賀の地は“日本最初の茶の産地”と言われています。見かけは小さな茶園でも、とっても歴史的な場所なんですね~。


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貴重な資料を見せてくださった、

日吉大社の浅井勝直(まさなお)さん

ここだけの話ですが浅井さんは、「お~いお茶」のCMでおなじみ、中谷美紀さんの大ファンなんですって!


「日本茶のルーツを探る旅~その1」で紹介させていただいた、

「梵釈寺の永忠(えいちゅう)が滋賀に訪れた嵯峨天皇にお茶を献じた」

という出来事は、最澄上人がここ日吉茶園にお茶を植えてから、10年後の弘仁6年(815年)のことでした。


日吉大社では毎年の祭礼の中で、日吉茶園で摘まれたお茶を神輿(みこし)に奉納する「献茶祭」を行い、1200年以上の永きにわたってこのエピソードを現代に伝えているそうです。私の大好きな「お~いお茶」も、この日吉茶園のお茶の樹の、遠い親戚なのかもしれませんね。


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旅の締めくくりに飲んだ ホット用ペットボトル「お~いお茶」。私はその深い味わいの中に、日本のお茶の長い歴史を感じていました。


みなさんももし機会があれば、滋賀県大津市坂本にある「日本最初のお茶畑」を訪ねてみてください。きっと、日本人が古来から持つお茶への愛情が感じられると思いますよ。



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山王総本宮 日吉大社 

アクセス


JR湖西線比叡山坂本駅より徒歩20分・バス5分
京阪電車石坂線坂本駅より徒歩10分

〒520-0113 滋賀県大津市坂本5丁目1番1号

TEL : 077-578-0009(代)

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日吉茶園

アクセス


京阪電車石坂線坂本駅すぐ隣り


2006年12月 4日 | 緑茶まめ知識 |

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日本茶のルーツを探る旅~その2:

コメント

「日本茶のルーツを探る旅」でお茶の歴史年表ができますね。歴史はどこまで探り続けてくださるんでしょか。興味津津です。

投稿: K・Y | 2006/12/05 9:02:16

この秋、是非行ってみたいと思っていましたが、今日ただいま拝見して又気持ちを新たに致しました。本当に素敵な風景です、一番初めの写真の美しさに感動致しました。次の機会に是非訪れたいとおもいました。

投稿: yuriya | 2006/12/13 19:19:44

日吉大社の参道の写真、とても素敵です。
写真の美しさも、このブログの大きな魅力です。
一度は行ってみたい・・と思わせる写真が多いですよ。浅井さん、中谷美紀さんのファン?親しみやすいですね。思わぬこぼれ話、これからも楽しみです。

投稿: まりん | 2006/12/13 20:17:02