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2006年12月22日 (金)

「お~いお茶」の茶畑づくり~大分編

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11月20日撮影


実はわたくし、11月10日の「お~いお茶」の茶畑づくり宮崎県都城(みやこのじょう)地区を訪れた際、大分県の臼杵(うすき)市・杵築(きつき)市でも伊藤園による茶畑づくりが行われているという情報を聞いていたのです。


というわけで今回は、実際に私が大分県の臼杵市を訪れ、大分での茶畑づくりをレポートします!

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ペットボトルなどの緑茶飲料を飲む人たちが増えていることで、国産の質の高い原料茶を安定確保することが課題となり、伊藤園では宮崎県都城地区などでお茶畑の造成を行っています。このことは、これまで何度かにわたってこの茶畑日記でお伝えしてきた通りです。

(伊藤園の茶畑づくりに関して詳しくは、こちらをご覧ください)


現在新たに伊藤園によって茶畑づくりが進められているという大分県の臼杵市と杵築市では、来年(2007年)春の新植作業(お茶の幼木を植える作業)に向けて、現在お茶畑にする土地の造成をしていると聞きました。つまり、お茶畑になる前までさかのぼってお茶づくりを見られるということもあり、私は楽しみに思いながら大分県へ向かいました。

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臼杵市に着いた私は、さっそく大分県農林水産部 広域普及指導員の稲垣智之さんに、これからお茶畑を作っていく予定の区画まで案内していただきました。


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うわ~、当然ですがお茶の樹も何も植えられていない、まっさらな土地が広がっています。しかし、いつかこの土地でお茶の葉が育つと思うと、何だか感慨深いものがあります!


おや、すこし離れた予定地でパワーショベルが作業しているのが見えます。何をしているんでしょうか?

近づいて見てみると、パワーショベルが力強く土を掘り起こし、またその上に土を被せていました。


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天地返しの作業の様子(左)と作業後の土(右)


2~3メートルほどの深さまで掘り起こされて再び被せられ、足を取られてしまうほどにふかふかになった土。この作業は「天地返し」と呼ばれるものだそうです。

作業の目的は、表層の土と深層の土を入れ替えることで、①土壌の条件を均一化する ②雑草を生えにくくする ③堆肥(肥料)を浸透しやすくする など、茶畑づくりに関して様々な利点があると教えていただきました。


今後の茶畑づくりの作業としては、この天地返しの後、ある程度期間をおいて、柔らかくした土に堆肥を施して耕やします。それから今年の12月一杯でうね(※)作りなどのいくつかの工程を経て、来春からのお茶の樹の新植に備えます。今はまさに、茶畑づくりの基礎工事を行っているところだったのですね。


※ うね・・・畑で農作物を育てやすくするため、細い直線状に土を盛り上げたもの




「お茶畑の造成の流れ」


“刈り払い”・・・造成予定地の草を刈ります

“造成、せま地直し”・・・土地を馴らし、茶畑に適した形状にします

“天地返し”・・・表層の土と深層の土を入れ替え、肥料が行き渡りやすくします

“施肥、耕運”・・・肥料を施し、耕して土に馴染ませ、お茶の育成に適した土つくりを行います

“うね立て、ビニール張り”・・・うねをつくり、水分の蒸発と雑草が生えるのを防ぐビニールを張ります

“新植”・・・あらかじめ別の場所で育てた苗木を畑に植えます


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地元の農家の方にお伺いしたところ、来春に植える6ヘクタール分の新植に向けて、造成作業は順調に進行しているそうです。臼杵市と杵築市では、2011年までに2地区合計で100ヘクタール(生産量430トン)のお茶畑の造成を目指しています。


この地でお茶の葉を実際に摘採できるのは、来春に新植を行った4年から5年先と、まだまだ時間がかかります。しかし大分でのこの事業は、高品質な国産茶葉の安定供給を求める伊藤園にとっても、私たち「お~いお茶」が大好きな緑茶ファンにとっても、心強い支えになってくれるのではないかと確信しました。

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左から、大分県の農林水産部の稲垣智之さん、お茶農家の赤峰博道さん。お忙しいところをありがとうございました。


「天地返しをしてここまでこぎつけるまでにも、草の茂った土地を切り開いたり、語りつくせない苦労がありました。

しかし、来春からの幼木の世話というのは、お茶の栽培の中でも最も気を遣う時期ですから、これからが本番だと思って美味しいお茶づくりのために頑張ります!


私は、大分県の農林水産部やお茶農家のみなさんの熱意を聞いて、何だかとっても感動しちゃいました。そして、臼杵市や杵築市に見渡す限りの「お~いお茶」のお茶畑が広がる光景を、いつか必ず見たい!と強く感じました。


この大分県臼杵市・杵築市での茶畑づくりに関しては、これからもみなさんにお伝えしていきたいと思っていますので、どうぞお楽しみに!

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「お茶畑造成中!」


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11月20日撮影

刈り払い(草刈り)を行う前のお茶畑

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12月18日撮影

天地返しを行ったお茶畑

朝霜が降りて地面が白くなっています

2006年12月22日 | 伊藤園情報 |

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