2006年12月 8日 (金)
ホット用ペットボトル お~いお茶 酸素との戦い
「お~いお茶」の兄弟達。左から、あたたかい「お~いお茶 緑茶」、「お~いお茶 濃い味」、「お~いお茶 熟成あまみ」
今回はいよいよ、ホット用ペットボトル「お~いお茶」を発売する上で美味しさにとっての大敵、“酸素との戦い”に関してお話しします!
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「宵越し(よいごし)のお茶は飲むな」
ということわざを知っていますか?これは、緑茶が酸化しやすく、色や香りなどの品質が劣化しやすいことを表しています。“酸素との戦い”は、1985年に伊藤園が世界初の缶入り緑茶飲料を発明した時の、最難関とも言える課題だったようです。
その課題を克服するべく、伊藤園は研究に研究を重ねました。缶の天面ぎりぎりまで緑茶を入れて酸素が入るスペースをなくすなど、考えつくあらゆる方法を試し、絞り込んでいく中で最終的に残った方法は、やはり酸素を抜くしかないという結論でした。そしてそのとき開発されたのが、“T-N(ティー&ナチュラル)ブロー製法”。これは缶に中身を詰め、蓋をはめ込む瞬間に、缶内部(ヘッドスペース)に窒素ガスを噴射し酸素を追い出してしまう製法。
また、缶に入れて販売する際に品質を保つため、茶葉の品種や産地、ブレンドの割合、抽出時間や抽出温度など、1000通り以上の組み合わせを約10年間研究しつくし、ついに念願の缶入り緑茶の発売に至ったのです。
伊藤園が世界で初めて開発した、缶入り緑茶飲料「缶煎茶」
(缶煎茶の発売の経緯に関しては、「茶畑日記 夏編」7月7日「“お~いお茶”の歴史を紐解く」を参考にしてみてくださいね)
1990年には、11月29日「ホット用ペットボトル「お~いお茶」が出来るまで」でお伝えしました“天然マイクロフィルター”を使用し、オリをろ過し自然の美味しさを守る「ナチュラル・クリアー製法」(方法特許・1996年取得)の開発によって、“ペットボトル入り 緑茶飲料”を業界に先がけて発売することができました。
初期の頃のペットボトル「お~いお茶」
そして、今回の「茶畑日記 冬編」の主役、ホット用ペットボトル「お~いお茶」の開発においても、やはり美味しさづくりのために、“酸素との戦い”がありました。
ペットボトルは樹脂でできているため、缶などとは異なり目に見えない分子レベルでは酸素を通してしまいます。加温したときには、酸素の影響を非常に受けやすいという特徴があり、また加温した場合の方が、より酸素がペットボトルを通過しやすいという事実もあります。
つまり、ホット用ペットボトル「お~いお茶」を温めて常に店頭に置いておくということは、通常の場合よりもより酸化による品質劣化の心配がありました。
ホット用ペットボトル「お~いお茶」は手に持っても熱すぎず、キャップでふたも出来て持ち運び出来るというメリットがあるため、発売にあたって伊藤園では必ずお客様に評価していただけるとの自信があったそうです。しかしその一方で、酸化を防ぐためにペットボトル自体の酸素バリアー性を高めるという課題がありました。11月7日「ホット用ペットボトル お~いお茶 誕生秘話」で開発の経緯をお話しました、伊藤園が2000年に新開発した「ホット用ペットボトル」。今回は、その特徴を断面図のイラストで更に分かりやすく説明いたします!
5層構造で酸素をブロック!酸素の影響は通常ペットボトルの1/8程度です
このように「ホット用ペットボトル」は、ペット樹脂と酸素吸収層のサンドイッチ構造で、通常のペットボトルに比べ格段に酸素を通しにくくなりました。ホット用ペットボトルを少し力を入れてつかんでみてください。どうです、通常のものより固くしっかりしていますよね。この固さの中に、伊藤園の美味しい緑茶へのこだわりが詰まっています。
いかがでしたか?ホット専用茶葉を使用するなど、とことん美味しさにこだわって原料を選び抜いていること。そして酸素を通しにくい「ホット用ペットボトル」の開発。淹れたての緑茶の香りと美味しさの鮮度を守る独自の「自然抽出・フレッシュ製法」。
このようにホット用ペットボトル「お~いお茶」は、お客様においしく飲んでいただく為の様々な創意工夫を経て、皆様の元に届けられています。そして今現在でも、美味しく新鮮な緑茶を届けられるよう、伊藤園は日々研究を続けているのです。



























何気なくのんでいるお茶ですが、こんな工夫があったのですね。驚きです!お~いお茶のペットボトルは角ばってて握っても熱くないし、握りやすいし、きっとそれも皆さんの努力の賜物なのですね。
投稿 K・Y | 2006/12/11 9:16:30
酸化でしたか・・。
私は昨日のお茶も平気で飲んでいました^0^
イラスト可愛いですね。伊藤園の研究も素晴らしい、またひとつ勉強になりました!
伊藤園のCMも格調が高いですね。
海老蔵さんに中谷美紀さん、とにかく品があります。
投稿 まさみ | 2006/12/11 11:23:25
薄く見えるペットボトルが5層構造になっていたなんて驚きました!!確かにちょっと堅目ですね☆
目に見えない酸素との闘いについて、とても分かりやすかったです♪
投稿 KHYSM | 2006/12/11 11:45:41