2007年1月 5日 (金)

お茶農家のお正月 [茶畑生活]

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このお正月、私はこの1年間「お~いお茶 茶畑日記」でとてもお世話になった、伊藤園商品の原料茶を栽培している鹿児島県志布志市 有明町の契約農家、堀口さん一家を訪ねてきました。


堀口家のみなさんは、毎年恒例の新年会の真っ最中!私もその中に飛び込んで、この1年間のお礼と新年のあいさつをさせていただきました。

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堀口家親族のみなさんが集まった会場には、そこかしこから明るい笑い声が響いていました。みんな揃って、「お~いお茶」で乾杯!楽しい新年会の始まりです。


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堀口家、新年会のひと幕 

新年の抱負を語る、堀口家四男 千郎(ちろう)さん一家


堀口一家の新年会では恒例行事として、一人一人全員が去年起こった出来事の報告と、新年の抱負を語ります。


堀口家長男の常弘さんによると、

「若いうちから大勢の前で抱負を語ることで、心が鍛えられてしっかりした人間になる」のだとか。


うーん確かに、常弘さんや次男の泰久さんをはじめ、堀口家のみなさんのお茶づくりに対する真剣な取り組み方を見ていると、その言葉にも十分うなずいてしまいます。


実は、私も新年の抱負をお披露目することになってしまったのです。みなさんの前ですっかりあがってしまってしどろもどろに・・。まだまだ、修業が足りませんね~。


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泰久さんを中心に、新年会の記念写真をパチリ!


8人兄弟の堀口家では、新年会をはじめとする行事に多くの兄弟や親戚が集まります。こういった家族同士の強いつながりは一見当たり前のことのように感じますが、私の住む都会ではなかなか見られない光景になってしまいました。


「お~いお茶」に使用されているお茶の葉は、こんな風にあたたかな土地の優しい人々の手で、愛情いっぱいに育てられているんですね。美味しいはずです!


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お~いお茶と泰久さん


~泰久さん、改めまして、この1年間お世話になりました!


「いやいや、こちらこそ1年間お疲れ様。私たち日本各地のお茶農家や伊藤園の、お茶づくりにかける情熱が伝わるとてもいい日記だったと思いますよ。」


~今年のお茶づくりはいかがでしたか?


「今年は特にお茶の樹が元気で、香り高くおいしいお茶が育ちました。お客様にもとても喜んでいただけたと思います。

今年も、伊藤園とともに高品質なお茶づくりのためにますます頑張っていきます。これからも、好きなときに遊びに来てくださいね。」


~そう言っていただけると、とっても嬉しいです!今年もよろしくお願いします!


楽しい新年会に参加して、とってもいいお正月を過ごすことができました。堀口家のみなさん、本当にありがとうございました!


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「茶畑日記 写真館」

~鹿児島県志布志市 有明町のお茶畑

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私の一番のお気に入りのお茶畑

何度も足を運びましたが、お茶の葉の緑色は、心の疲れを優しく癒してくれるような気がします

2007年1月 5日 | 茶畑生活 |
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2007年1月 5日 (金)

お茶農家の一年 [茶畑生活]

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新茶の摘採前、茶葉の生育状況をチェックする鹿児島県志布志市

有明町のお茶農家 堀口泰久さん (3月下旬)


みなさん、あけましておめでとうございます!

2007年のお正月をいかがお過ごしでしょうか??今年も盛りだくさんの内容をみなさんにお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いします。


お茶の農作業の体験レポートは、この「茶畑日記」で特に好評をいただいている記事のひとつです。これまで知らなかったお茶の農作業の内容や、お茶農家のみなさんの苦労や喜びを間近に体験でき、緑茶ファンの自分にとって、とても良い経験になりました。


お茶農家の一年(※茶産地によって、各工程、日程が若干異なります)


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(クリックすると拡大します)


今回は、これまで私が実際に見たり体験した農作業を振り返りつつ、お茶農家のみなさんが一年を通じてどんな農作業をしているのか、簡単にまとめてみます!

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「お茶農家の一年」

(鹿児島県志布志市 有明町の場合)


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【2月】 


 春整枝

整枝・・・成長にばらつきのあるお茶の葉を一定の高さに揃えて摘採の作業をしやすくするとともに、お茶の葉の品質のばらつきを防ぎます

(整枝作業に関して、詳しくはこちらをどうぞ)


 茶畑の土づくり

肥料を施すなどして、お茶の樹の生育に最適な土づくりを行います。


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肥料ふりをしている鹿児島県志布志市 有明町のお茶農家

堀口まるみさん

まるみさん「土づくりも、お茶づくりにとって欠かせない大事な作業です。肉体労働ですので大変ですが、自然の中で農作業をするのはとっても気持ちいいですよ。」

(有明町での肥料ふりの模様についてはこちらをどうぞ)


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【3月】 


■ 春の新植(しんしょく)

新植・・・お茶の幼木の植え付け作業。春のこの時期に多く行われるそうです

(新植作業の模様についてはこちらをどうぞ)


 春の遅霜対策

お茶の新芽は寒さにとても弱く、この時期の思わぬ霜には特別な注意を払う必要があります。

せっかく一年をかけて育てた新芽が枯れてしまわないよう、お茶農家のみなさんは霜注意報の出た夜には寝ずの番を行い、もし強く冷え込んだ場合は、スプリンクラーや防霜(ぼうそう)ファン(※)が正しく作動しているかを夜を通してチェックに回ります。  


※ 防霜ファン・・・霜を防ぐための扇風機


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(お茶農家のみなさんの霜対策や防霜ファンの効果に関してはこちら、スプリンクラーの効果に関してはこちらをどうぞ)


 新茶の季節に向けて工場の掃除、機械の点検など 


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【4月】 

 新茶(一番茶)の摘採 (4月上旬~5月中旬)

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新茶を摘採するタイミングは収穫量に大きく影響するため、非常に重要です。そのため、生育状況や天気予報とにらめっこしながら綿密な摘採計画を立てます。

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畑ひとつひとつの摘採の最適なタイミングを決める“現地検討会”で、真剣な表情でお茶農家の若者に指導する、有明町のお茶農家 堀口泰久さん

泰久さん 「新茶摘採のシーズンに入ると、毎日毎日が緊張の連続です。休日もほとんど無く睡眠時間も短くなるので、肉体的にも精神的にも一年で最も辛い時期だと言えるでしょう。

しかし、そこが勝負どころです。新茶の摘採はお茶農家にとって一番の喜びでもありますから。」

“現地検討会”の模様に関してはこちらをどうぞ)  


 茶工場での荒茶(あらちゃ)加工


摘採した茶葉を、荒茶工場で荒茶という状態に加工します。


荒茶・・・お茶の一次加工品のこと。摘採された茶葉を、茶産地近くの工場で時間をおかずに蒸気で蒸らし発酵を止め、さらに揉んだりして半製品にしたものです。

(荒茶加工に関するレポートはこちらをどうぞ) 


 摘採10~15日後くらいに整枝を行います


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【5月】 


■ 八十八夜 (毎年5月2日頃) 

八十八夜・・・立春(2月4日)から数えて88日目のことで、毎年5月2日頃を指します。この日に摘まれた新茶は、縁起物として特に珍重されるそうです

(八十八夜に関して、詳しくはこちらをどうぞ)


 二番茶の摘採・荒茶加工

5月下旬~6月下旬に行います。タイミング的には、一番茶の摘採からだいたい45日後だそうです。


 二番茶の摘採後、10~15日くらいに整枝を行います


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【6月】 


 梅雨時期、雨の中での農作業


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雨の中、農作業をする有明町のお茶農家のみなさん


連日の雨の中での農作業は、肉体労働の上に雨による様々な苦労を伴い本当に大変です。

(梅雨時の農作業に関するレポートはこちらをどうぞ)


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【7月】 


 三番茶の摘採・荒茶加工

7月上旬~8月上旬に行います。地域によっては摘採しないところもあります。 


■ 草刈りなど、真夏の農作業


梅雨時期に降った豊富な雨と日照で、長く伸びてしまう雑草。おいしいお茶づくりにとっては、真夏の除草作業もとても重要です。

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熱気の立ち込める真夏の荒茶工場で作業する、

鹿児島県曽於市財部町(たからべちょう)のお茶農家、田畑隆俊さん

また、この時期の猛暑の中での農作業は非常にきついものがあります。特に荒茶工場の中でのお仕事はまるでサウナ状態!

隆俊さん 「夏を乗り越えると体重がすっかり落ちていた、なんてことがよくあります。猛暑で体調を崩さないように、体調の管理には特に気を遣う季節です。」

(除草作業のレポートはこちら、真夏の農作業のレポートはこちらです)


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【8月】 


 四番茶の摘採・荒茶加工

大体8月下旬~9月に行います。地域によっては摘採しないところもあります。


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【9月】 


 土づくり 深耕(しんこう)作業など

深耕作業・・・土を深く耕し、土の状態を改善したり雑草が生えるのを防いだりします。

(深耕作業の体験レポートはこちら


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【10月】 


 10月初旬 秋冬番茶摘採開始  


秋冬番茶・・・二番茶、三番茶の摘み採りを経て秋に摘むお茶のこと。地域によっては摘採しないところもあります


【地域ごとのお茶の摘採時期一覧】

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(クリックすると拡大します)


 秋整枝


秋に行う整枝の作業で、次年度の新茶の出来具合を決定付ける特に重要な作業です

(秋整枝の体験レポートはこちら

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【11月】 


 防寒対策 


冬場に畑の土が乾燥することを防ぐ“敷きワラ作業”や、スプリンクラーの点検作業などを主に行います。


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敷きワラ作業を行う、静岡県牧之原市のお茶農家

水嶋千利(ちとし)さんと、奥様の友子さん

千利さん 「秋整枝も含め、秋から冬の農作業というのは一見地味ですが、来年の新茶に向けてとても大事な作業です。一年間、気を抜くことなく面倒見るのが、おいしいお茶を育てる秘訣です。」


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【12月】 


 スプリンクラーや防霜ファンを使用した冬の霜対策  



その他、有明町では、一番茶や二番茶の季節に寒冷紗(かんれいしゃ:お茶畑にかける黒い幕)を用いて茶葉の品質向上を図ったりします。


いかがですか?お茶農家のお仕事の一年の流れが、何となく分かっていただけたでしょうか。特に、新茶の摘採というのはお茶農家のみなさんにとってとても重要なもので、“お茶農家の一年は新茶づくりのためにある”と言っても過言ではないと思います。

今年も「お~いお茶」が手放せなくなりそうですね!

2007年1月 5日 | 茶畑生活 |
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2006年12月21日 (木)

全国お茶まつりレポート [茶畑生活]

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山間で育つ川根茶 古くから銘茶として知られています


先日静岡県牧之原市を訪れたとき、ちょうど県内の榛原郡(はいばらぐん)川根本町で開催されていた“第60回全国お茶まつり 静岡大会”に、牧之原市のお茶農家のみなさんと一緒に遊びに行ってきました。静岡以外の各茶産地でもお茶まつりは開催されていますが、その最大のイベントが静岡大会なんですって。


川根本町と言えば、川根茶のブランドで有名なお茶の名産地。広い会場ではお茶にまつわる楽しいイベントがたくさん催され、お子様からお年寄りまで、みなさん心からお祭りを楽しんでいました。

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静岡県牧之原市のお茶農家、村松久さん、鈴木行利さんと、会場入り口で記念撮影


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大盛況の会場内に入ると、そこかしこから緑茶の良い香り。静岡県の各産地ごとのお茶を試飲できるブースが並んでいて、無料で美味しい緑茶を楽しむ事ができました。どのお茶もとっても美味しくて、お茶農家のみなさんの気合いの入りようが伺えました。


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これは、お茶の手揉みの実演風景。この他にも、お茶にぴったりの創作スイーツを食べられる緑茶カフェや利き茶体験など、たくさんの楽しい催し物に参加して大満足。私はちゃっかり、お茶娘のお姉さんと記念写真をパチリ。楽しかった~!


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ずらりと並べられているのは、全国のお茶農家から出品された“全国茶品評会 出品茶”の受賞茶です。どんな味がするのか、飲んでみたい!


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茶農家の若者 お茶修業密着レポート!」
でご協力いただいた村田和也さん、好志(よしゆき)さん親子(左)、堀口晃さん、千郎(ちろう)さん親子(右)もお茶まつりの見学にきていました。


~今日は、わざわざ遠いところからおつかれ様です!


和也くん 「お茶のためなら、日本中どこまでも行きますよ~。」


千郎さん 「年に1度のイベントですから、楽しみにして来ました。この全国お茶まつりで、全国のみなさんに緑茶の魅力がより伝わればと思います。」


こんな風に、日本全国の茶産地からお茶農家のみなさんが自慢のお茶を出品して一堂に集まり、熱心に意見や情報を交換し、技術の交流を行う大きなイベントが行われていたことを初めて知りました。


こういったイベントを行うことで、日本の大切な文化である緑茶のおいしさは一層高められ、日本中にその素晴らしさが発信されるのでしょうね。そしてその精神は、もちろん「お~いお茶」にも着実に受け継がれています。

2006年12月21日 | 茶畑生活 |
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2006年12月19日 (火)

お茶農家の秋から冬の農作業~その2 [茶畑生活]

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鹿児島県志布志市 有明町にて

霜による被害を防ぐため、スプリンクラーを回しているお茶畑


前回お伝えしました“秋整枝”作業のように、お茶農家のみなさんは秋から冬の間にも様々な農作業をしています。


秋から冬にかけての時期、お茶農家のみなさんはこの他にどんな農作業をしているのでしょうか。今回はわたくし、伊藤園のお茶の葉を栽培している静岡県牧之原市と、鹿児島県志布志市 有明町の2つのお茶農家を調べてみることにしました!

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まず私は、静岡県牧之原市でお茶農家を営む水嶋千利(ちとし)さん・友子さん夫妻にお願いして、冬の農作業を見学させていただきました。最初に見せていただくのは、牧之原では“敷きワラ”と呼ばれる農作業。どんな作業なのかな?


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お茶畑の土にワラを敷く水嶋千利さん友子さん


お2人はあらかじめ手ごろな大きさに切っておいたワラを袋に詰め、共同作業でお茶畑のうねとうねの間にワラを敷いていきました。 この農作業の目的は、ワラを敷くことで土が冬場に乾燥するのを防ぎ、またワラを敷く前に土を柔らかに耕すことで、お茶の樹の根が横に張りやすくすることなんだそうです。


なるほど!とっても合理的ですね。お茶農家のみなさんの知恵って、すごいな~。


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敷き詰められるワラ。お茶の根を、冬場の乾燥から優しく守ってくれます。



さてその次に見せていただいたのは、幼木の畑の周囲に防風ネットを張る作業でした。


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牧之原台地のお茶畑では、地元の人が“遠州の空っ風(からっかぜ)”と呼ぶ強い北風が吹くそうです。まだ根の張り方が弱い幼木にとって、強い風は地中の根を大きく揺さぶることになり、お茶の樹の成長に悪い影響を与えます。


そのため風が吹き込んでくる方向にネットを張って、幼木を風から守ってやるんですって。そしてここにも、水分が失われるのを防ぐワラが敷かれています。


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ネットを張るための杭を打ち込む千利さん


これは、見るからに大変な肉体労働ですね~。お茶の樹を育てる中で、幼木のときには特に世話が大変なんだそうです。しかしこの苦労が多い分、摘採するときはまるで我が子の門出を祝うように、喜びもひとしおなのでしょうね。


ところ変わって、鹿児島県の有明町ではどうでしょう。やはり南国 九州といえど、冬の寒さはお茶の大敵であることに変わりはないようです。有明町では、冬や春先に起こる霜による被害を防ぐため、スプリンクラーを使用するお茶畑が多く見られます。


スプリンクラーを使う理由は、寒さが厳しいときにお茶の葉に水をまいてあえて凍らせ続けることで、葉の表面温度を零度以上に保つためです。


もう少し詳しく説明すると、実は水は“凍る”という化学変化を起こすときに、一定の熱量を放出しているのです。そのエネルギーを放出しきってしまうと凍ってしまうので、“凍る”という運動を起こさせ続けなければならない。つまり、水をかけ続ければいいのです。

な~んて、えらそうに言っていますが、私も新茶編のときに丁寧に教えていただいたんですよ。


(霜対策にスプリンクラーを使用する理由に関して、詳しくは「茶畑日記 新茶編」をぜひ参照してみてください)


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有明町のお茶農家、堀口家四男の堀口千郎(ちろう)さんは、スプリンクラーの点検作業を行っていました。目詰まりなどが起こっていないか、丹念にチェックします。


「いざと言うときに作動しないのでは、意味が無いからね。」


なるほど、ごもっとも。実は秋から冬にかけての地道な作業こそが、美味しいお茶づくりにとってより重要なのかもしれませんね。お疲れ様です!


来年も美味しく香り高いお茶を皆様にお届けするべく、全国のお茶農家のみなさんが、一年を通じて気を抜くことなく頑張っていることがよく分かりました。お茶農家のみなさん、応援してますよ~!

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「茶畑日記 写真館」~静岡県 牧之原市のお茶畑

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牧之原市のお茶畑

静岡県でよく見られる、ゆるやかな曲線を描く美しいお茶畑です。

2006年12月19日 | 茶畑生活 |
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2006年12月 7日 (木)

奈良県月ヶ瀬のお茶づくり [茶畑生活]

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日本茶のルーツを探る旅として、滋賀県を訪問したあとに私がやってきたのは、観光客でにぎわう歴史とロマンにあふれる古都“奈良”。前回私が奈良にやって来たのは小学校の修学旅行ですから、四捨五入したら20年振りの奈良の街です!懐かしいなあ・・。


・・おっと、な~んて感傷に浸ってる場合じゃありません。今回奈良にやってきた目的は、「お~いお茶」の原料茶葉が育てられているお茶畑を見に行くことなんですから。とっても楽しみ!


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奈良市月ヶ瀬(つきがせ)の山すそに広がる、伊藤園との契約農家、西中健さん管理する広大なお茶畑。なんとも気持ちいい景色です。奈良で作られているお茶は「大和茶」としても親しまれていて、とってもおいしいと評判なんですよ。


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この方が、西中健さん。今回、月ヶ瀬で行われている伊藤園とのお茶づくりに関して、いろいろとお話しを伺いました。


「うちは親父の時代から合わせて、伊藤園さんとは20年近いお付き合いがあるんですよ。伊藤園さんのおかげもあって、ここまで自分のお茶畑を広げることができたと感謝しています。」


西中さんは、爽やかな笑顔を見せてそう語りました。


「そして契約栽培による安定的な収入確保だけではなく、伊藤園からの的確な栽培指導と私たちからの情報提供による連携で、高品質なお茶づくりを実現しています。お茶農家にとって、これはとても幸せなことなんですよ。


それに伊藤園の掲げる体制のひとつ“トレーサビリティ”を徹底することで、私たちお茶農家は、自分たちのお茶づくりを厳しく管理することが出来るんです。」



“トレーサビリティ”とは、原料を作っている人までトレース(trace~跡をたどる)できる、つまり私たち消費者がお茶農家の方がお茶を育てている現場までさかのぼって、茶葉の産地、栽培履歴から製造方法までを確認できる体制のことです。



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「お~いお茶」で使用する茶葉は、トレーサビリティの表示が出来る茶畑で育てられています。だからおいしいだけじゃなく、とっても安心・安全!



私たち消費者を第一に考える伊藤園の取り組みには、本当に感心するばかりです。でも、伊藤園スタッフや西中さんたちお茶農家のみなさんにしてみれば、いいものを作っていこうとするとき、その過程の中で安心・安全にこだわることはごくごく当然なことと言えるんだそうです。ますます、感心しちゃいますね!


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西中健さんと、奥様のリンダさん


夫婦仲良く農作業をしているお2人。とっても気さくで優しくて、大好きになっちゃいました!私は特に、リンダさんの話す上手な関西弁が大好き。ベルギーから嫁いできたリンダさん、今では月ヶ瀬での生活にもすっかり慣れたそうです。


お茶を育てている人たちって、みんな優しくて素敵だな・・。そして、そんな作り手の顔が見える「お~いお茶」って、やっぱりとても素敵だと思います。ああ、奈良に来てよかった~。


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「茶畑日記 写真館」~奈良県 月ヶ瀬のお茶畑

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月ヶ瀬の斜面に広がるお茶畑

健さんとリンダさんの愛情が、たっぷり込められています

2006年12月 7日 | 茶畑生活 |
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2006年11月17日 (金)

茶産地 お茶請け事情 [茶畑生活]

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鹿児島県 有明町で撮影

「ほっと一息」

お茶農家のみなさん、お茶休憩の風景


今回は、「茶畑日記新茶編」で大好評だった「有明町のお茶レシピ」の続編です。私、この「茶畑日記」でいろんなお茶の産地を訪ねるうちに、様々なお茶請けの存在を知りました。


お茶処の人々はお茶請けにもこだわりがあるということなのでしょうか、どこで食べたお茶請けも抜群に美味しいものばかり!そこで今回は、みなさんに各茶産地イチオシのお茶請けを、どーんと大公開しちゃいます!

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茶産地イチオシお茶請け その1

「ふくれ」


まず最初のお茶請けは、鹿児島県志布志市でよく食べられているお茶請けです。今回も、お茶農家の畑山豊子さんに紹介、作り方の指導をしていただきました。ありがとうございます!


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それがこの、ふくれ”と呼ばれるお茶請けです。“ふくれ”は小麦粉を重曹で膨らませた鹿児島県に古くからあるお菓子です。黒糖を使うことが多いのですが、今回は茶畑日記ということで、緑茶入りバージョンを作ってみました。


用意するもの(5~6個分)


小麦粉 : 100g

砂糖 : 90g

細かくくだいた茶葉 : 1g

重曹 : 小さじ1/2

酢 : 10cc

水 : 65cc


作り方

①小麦粉を重曹と混ぜ、ふるいにかけます

②砂糖と細かくくだいた茶葉、更に酢と水を入れ、混ぜます

③混ぜたらなるべく早めに型に入れ(ふくれるので、型の8分目くらいの量を入れます)、火にかけ、10分ほど蒸します

④箸で刺して具がくっついてこなければ出来上がり!


しっかりお腹にたまり、おやつに最適です。ふるさとの味を思わせる優しい甘さと、ふっくらモチモチした食感がたまらない、私も大好きなお茶請けです。



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この他、牛乳入りやカボチャ入りも作ってみました。みなさんもお好きな食材を使って、いろいろアレンジしてみましょう!

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茶産地イチオシお茶請け その2

「酢玉子」


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次に、鹿児島県曽於(そお)市 財部(たからべ)町のお茶農家、

田畑隆俊さんの奥様、徳子(のりこ)さんに教えてもらったお茶請けです。ゆで卵を醤油や砂糖、酢を合わせたタレに漬け込んだもので、その名も「酢玉子」!酢を使うのは、外での農作業の合間に食べるときに、日持ちをよくさせるためなんですって。お茶農家の知恵が活きていますね!


作り方 (4~8人分)

①ゆで卵を8個ほど作っておきます。

②酢と砂糖と濃い口醤油を、大体同量(カップ1杯半)ずつ混ぜたものを火にかけ、沸騰する前に火を止めます(酢の酸味が飛んでしまわないように)

③ゆで卵を殻をむいて、②のタレに漬け置きます。

味の好みにもよりますが、漬ければ漬けるほど味も濃くなり、保存も長く利くようになります。


これ、とっても美味しくて作り方も簡単。おすすめです!お子様のおやつにも、おつまみにもいけますよ!私はラーメンの上に乗せて食べてみたんですけど、美味しかった~。


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茶産地イチオシお茶請け その3

「甘蔵(あまぐら)さかしたの どら焼き」


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最後にご紹介するのは、日本有数のお茶処 静岡県牧之原(まきのはら)市のお茶農家のみなさんから推薦していただいたお茶請けです。それがこれ、「甘蔵さかしたの どら焼き」私も実際食べてみましたが、これが美味しいの何のって!


美味しさのヒミツは、まず皮に使用する水。“麦飯石(ばくはんせき)”という特別な石と一緒に煮沸して作った、ミネラル分豊富な水を使っています。他にもアンコに用いる小豆やアメ、砂糖など、厳選された原料で作られた、店主の坂下隆さん自慢のどら焼きです。評判通りの、とっても美味しいお茶請けでした。


このどら焼き、これだけの手間と美味しさで、お値段はたったの110円安いですよね~。この値段には、ご主人猪富さんの、「みなさんに、変わらぬ値段で気軽に楽しんで欲しい」という優しい思いが込められているんですよ。


“甘蔵 さかした”には、他にも美味しいお茶菓子がたくさん!

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4代目を目指して修業中の、坂下隆さんの長男 俊介さん

「牧之原市においでの際は、ぜひお立ち寄りください!」


「甘蔵さかした」 静岡県牧之原市坂部4972 

定休日 月曜日

TEL : 0548-29-0507 

いかがでしたか?「茶産地お茶請け事情」!美味しいお茶には、やっぱり美味しいお茶請けですよね!みなさんも今回紹介したお茶請けで、「お~いお茶」をより美味しく楽しんでくださいね!



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茶畑日記写真館~お茶休憩のひととき

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午後3時のお茶休憩

お茶農家のみなさんも、楽しい世間話に花を咲かせます

2006年11月17日 | 茶畑生活 |
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2006年11月14日 (火)

島根に、お茶のパラダイス? [茶畑生活]

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10月初旬撮影 島根県浜田市のお茶畑


今回私は、日本海を望む島根県の、浜田市美川(みかわ)地区に来ています。


何でもここに鹿児島県有明町の“お茶の鉄人”堀口泰久さんのように、お茶に熱い情熱を傾ける男性がいるとの情報をキャッチしたんです! そして何と私が訪れた先には、愉快な「お茶のテーマパーク」が存在していました!

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何だこれ?水力で動く謎の人形に、イノシシ除け神社???


約束した場所にやってきたんですが、何やら不思議なものがたくさんあります。水の力で動く“お茶摘み人形”や、音に反応して動く、手作りの“イノシシ除け神社”・・?


~ここは一体何・・・?場所を間違えたかしら?


少々困惑する私のところへ、一人の男性が現れました。


「やあ、こんにちは。」


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この方が、伊藤園との契約栽培を行っているお茶農家の、佐々木玲慈(れいじ)さんです。


~どうもこんにちは、はじめまして!あの、これらのオブジェは佐々木さんがお作りになったのですか?


「ああ、このオブジェは私の父とその友人2人が作ったんですが、地元の子供達がここへ遊びに来たときには、これを見てとても喜んでくれます。北海道から来たある女の子なんかは、ここを“お茶のテーマパークみたい!”なんて言ってくれてます。」


~よく分かります。子供達にとって、ここはとっても楽しい場所でしょうね。


佐々木さんは地元の子供達のために、自分のお茶畑を使った農作業体験をたびたび実施しているんですって。この日も秋の遠足でやってきた小学生たちが、お茶の手摘み体験や、手もみ体験をしていきました。


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手摘み体験中の小学生達


「お茶の葉に、はじめて触ったよ!」 

「お茶の葉ってきれい!」
みんなとっても楽しそう。初めての体験に、大満足して帰っていきました!


~みんなとってもいきいきとして、心から楽しんでいましたね。こういった農作業体験を始めた理由は何ですか?


「まず、次の時代を担う若者や子供たちに、美川地区の美しい自然を感じてもらい、またお茶というものの素晴らしさを体験してもらい、農業に関心を持ってほしいということがあります。


それに伊藤園という全国的な緑茶のトップメーカーの商品に、ここ美川地区のお茶が使用されているということを伝え、地元の農産物に対して誇りを感じ、自信をもってもらおうと考えたことが大きな理由です。」


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伊藤園とのお付き合いは8年ほど前から。このお茶畑は、契約をきっかけに造られたものです。


浜田市美川地区は、山陰地方の中では温暖な気候と朝に発生する霧のため、良質なお茶が栽培できるそうです。


~伊藤園とのお付き合いに関しては、どのように考えていますか?


「私たち生産農家にとって、契約栽培によって安定した収入を得られることは大きなメリットです。これからも伊藤園の農業技術部の方と密に連絡を取り合い、良質な茶葉を生産、提供できるように努めていきます。


また現在、小学生の他にも、様々な企業や団体の研修者や地元の学生を受け入れ、農作業などの体験を通じて浜田市美川地区のお茶をアピールしています。


伊藤園からの生産・製造指導に基いた高品質な茶葉を提供すると同時に、地元から着実に美川地区のお茶を広めていく。そういった地道な努力が後々実を結び、お互いの大きなメリットにつながっていったらと考えています。」


~よくわかりました。玲慈さん、今日はお忙しい中、本当にありがとうございました!


私の心に、佐々木さんのお茶にかける情熱がひしひしと伝わってきました。そして今回、伊藤園は様々な土地のお茶農家と強いつながりを持っていることを改めて知りました。

その豊富なネットワークは、美味しい国産茶葉100%の「お~いお茶」を、私たち消費者の元へ届けてくれる原動力のひとつになっています。

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お茶の葉がすくすく伸びる、玲慈さんのお茶畑。


これからも、美味しいお茶づくりのために頑張ってください!


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「茶畑日記 写真館」~秋の遠足と「お~いお茶」


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待ちに待った、楽しい遠足の日。

歩き疲れても大丈夫。「お~いお茶」が、のどの渇きを優しく潤してくれます。

2006年11月14日 | 茶畑生活 |
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2006年11月 1日 (水)

「お~いお茶 茶畑日記」第3弾“冬編”スタートします! [茶畑生活]

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今回の主役 ペットボトルの「あたたかい お~いお茶」


緑茶ファンの皆様、「お~いお茶」ファンの皆様、ご無沙汰しております。そして、お待たせいたしました!


本日より、「お~いお茶 茶畑日記 第3弾」“冬編”をスタートいたします。


皆様に再会できて、とっても嬉しく思います!

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季節は冬。早いもので、新茶の季節にこの「茶畑日記」がスタートしてから、もう半年以上が経過しているのですね。寒さを感じる季節になりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?私は毎日緑茶を飲んで、健康的に暮らしています。特にこのところ重宝するのが、香りもよくて美味しい、伊藤園のホットペット「お~いお茶」


実はこのペットボトルのあたたかい「お~いお茶」は、「あたたかくておいしい緑茶を、ペットボトルで飲みたい」というニーズをいち早くとらえて、2000年に業界に先駆けて発売された商品なんですって!今回の「茶畑日記 冬編」では、そんな あたたかい「お~いお茶」の美味しさのヒミツや開発秘話、お茶農家のレポートや緑茶に関するまめ知識を、週2~3回ほどの更新でお伝えしていく予定です。


これまでの「茶畑日記 新茶編」「茶畑日記 夏編」同様、多彩なラインナップで緑茶に関する話題をみなさんにお届けしていきますので、この冬編も要チェック!ご愛読、よろしくお願いいたします!


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「茶畑日記写真館」~「お~いお茶」と運動会

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冷たくて美味しい「お~いお茶」も、お忘れなく!


秋の運動会の応援席でも大活躍!!

2006年11月 1日 | 茶畑生活 |
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